序文とあとがきの人のブログ

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共役作用素のグラフに関する命題について (加筆•訂正済み)

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もし関数解析をご存知でなければ, バナッハ空間は有限次元線型空間, Xの双対空間はXからRへの線型写像(例えば固定したベクトルaに対して内積を用いて定まる写像X∋x→(a, x)∈Rなど)の成す空間, ヒルベルト空間は有限次元線型空間, Tの共役作用素はTの随伴変換と読み替えていただきたい. 有限次元線型空間は計量線型空間である. これは各ベクトルを基底の元の成分による線型結合として書いて成分の成す数ベクトルの内積を考えればよい.


参考文献

齋藤「線型代数入門」

谷島「新版 ルベーグ積分関数解析

宮寺「関数解析

梶原「複素関数論」