序文とあとがきの人のブログ

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私のナビエ-ストークス方程式の話について

つらい. これほどつらいことが, 失恋の連続やいじめの連続よりつらいことが, 今まであったことはない.

私は偏微分方程式が好きだ. かつてそちら方面の数学にしか興味がなかった.

とりあえず高校数学や微分積分線型代数という基礎中の基礎を初歩くらいは学んだので, 微分方程式複素関数や集合•位相やルベーグ積分を学んでいた16歳の頃。夏休みに冷房の効いた部屋に引きこもり, ずっと猪狩氏の「実解析入門」と新井氏の「ルベーグ積分講義」を読んでいたのを思い出す. リーマン予想を知っていたのでそれを解こうとしていたが, そちら方面の数学はどうも難しく, また当時の自分の好みに合わなかった. ルベーグ積分が大好きになったので, それを生かせる未解決問題はないかとミレニアム懸賞問題を調べたら, あった.

 

「ナビエ-ストークス方程式の解の存在と滑らかさ」

 

これは, 或る連立偏微分方程式の解についての未解決問題である. その理論にはルベーグ積分が道具として使われる. これだ!と思い, それを解くための数学に傾斜した. やがて実解析, 関数解析, それらの応用で理解できる偏微分方程式論を必死に学んでいた.

なんだかんだ, それから何年も経った. 自殺未遂を繰り返したり, 自殺する場所を探したり, 奇抜な行動を繰り返したり, 体も心も壊しながらも, 数学だけは続けていた. 今までずっと, ナビエ-ストークス方程式の数学だけではないが, ナビエ-ストークス方程式が頭から離れることはなかった. なんだかんだ, 研究をしていた. 自分の方法で超関数の意味での解の存在が示せないかと. 最初は物理学的直観を交えてそれを示した. しかし見直したらおかしいことを書いている気がして取り下げた. それでも熱意は冷めずたまに考えていた.

そして2022年2月5日, 数学的に考えた結果をツイートをしたら, 数学界隈以外では普通に拡散して7000くらいはいいねされた気がするが, 600くらいは引用リツイートがあった気がする. 数学界隈では炎上していた. 思い出したり今更掘り返されてまた何か言われるのは苦しいから, そのツイートは消してしまった.

私のフォロワーは数学が専門の人だけではなく, 理系でも数学は専門外だとか, そもそも理系でない人とか, 特に学問と深い関わりのない人もたくさんいる. そういう人たちのためにも,「解の存在を示した」という意味で「ナビエ-ストークス方程式を解いた」と言った. これは数学で実際に言われる表現である.「ナビエ-ストークス方程式を解いた」と「ミレニアム懸賞問題を解いた」には明らかな差があるだろう. しかしそれが「ミレニアム懸賞問題を解いた」と誤解され, なぜか誹謗中傷, 嫌がらせ, 攻撃が絶えなかった. 私は「ミレニアム懸賞問題を解いた」とは

 

一言も言っていない.

 

もちろん誤解されるような言い方は悪かったかもしれない. また数学的には誤りが多かった. しかしそれらは罪ではなく, 誰も傷つけていないし, ただ単純に, うつ状態になりながらもがんばったことをツイートしたくらいの話だし, ましてや叩かれるべき悪事ではない. そもそもツイートの文章だけは誰にでもわかるようにした配慮である. またリプ欄でもそのことを言ったがなぜか炎上が止まらなかった. なぜかきちんとした指摘は2件だけで, 数学界隈の過激派たちには, またもや人格を否定されたのである.

数学の勘違いは誰にでもある. それを叩くのは数学界隈の衰退と縮小, そしてやがて消滅につながる.

私はそれ以前から, このブログやAmazonレビューには誤りがあると自分で気づき次第, 自分で訂正していた. また指摘にも, きつい言い方さえされなければ対応していた. それを知らない癖に私について偉そうに語るなど, ∞年早いのではないか. 私が以前から精神的に病んでいるからと自殺に追い込むのは理性のある人間のすることではない.

私は数学をやめようか, 研究をやめようか悩んだ. 酒を飲みまくった. しかし数学は大好きだからやめていないし研究は続けている.

https://mathlog.info/articles/3433

当時の誤りは, ほぼ訂正した. 最近, 閲覧数が伸び悩んでいるのは, 投稿してから毎日のように訂正していたから信用を失ったからだろうか.

数学で間違いを言ってしまったことは数学が大好きな私自身が一番つらいし, 信用を失ってしまったかもしれないのもつらい.

 

しかし勘違いしない人はいない. そのことは数学界隈の過激派にもわかってもらいたい. 自分が自分の間違いを叩かれたら嫌ではないのか?